行ってきました「変態の主張」。一年に一回の大イベントで、中身の濃さも半端じゃない。


 今回は例年と場所ががらりと変わって、南港に程近い大きなイベント会場。パルティッタというクラブ・・・なのかな? まったく規模が違う。室内でチマチマやるなんてもんじゃない。仕事を終えて、私は先行しているSWitchメンバーを追いかけるべくクルマを飛ばす。今回用意した衣装は何を隠そう「モナー」である。既に別のイベントで試験運用済みで、なかなか好感触を得た。ある意味、会場でも最強の存在になるに違いないだろう・・・・。
 さて、駐車場にクルマを停めて受付を済ます。後ろを見やれば屋外会場では既に盛り上がっている様子。いそいそとメンバーを探す・・・・・・ほどなく見つかる。なんかスーツ姿の私が妙に目立っているような気もするし、そういうご指摘も受けた。
「いっそそのまま(スーツ姿)で参加したら?」
いや、そりゃちょっと・・・。

 更衣室で着替える。白い全身タイツに身を包み、被り物をかぶる。その瞬間からAkazaも私も存在しなくなり、一個の「モナー」と化すのだ。会場への距離が縮まるにつれて緊張がます。一歩また一歩・・・とうとう屋外会場へと足を踏み入れた。
強烈な視線を感じる。
誇張ではない。本当に会場の全員がこちらを凝視したと感じた。
女王様も奴隷も女装子も軍人もプレイボーイもご主人様もゴスロリも変態も誰も彼もが視線を注ぐ。
キターー(・∀・)ーー!!

 もはや立ち止まっていることなどできない。ひたすら動き回る。踊りまくる。その後は写真を撮られまくり。誰よりも注目を浴び、誰よりも記憶に残る・・・。大成功だ!
ただ、着ぐるみの宿命、一言も発することはできない。それに極力、人前での着替えは避けている。 
「中の人などいない」
を、真の意味で実践しないといけないのだ。


 後半は・・・「サスペンジョン」だったと思うが、身体(の皮膚)にフックやら針金やらを通してクレーンで吊り上げるというプレイがあった。人が一人、高々と吊り上げられているのである。なかなかに壮観な様だった。さすがにそれには負けた。

 午前0時をもって一区切りとなり、皆でそうそうに帰途に着く。今回はトランスはしていないので身体がとても楽だ。実のところ、トランスやビジュアルメイクで参加すると非常に肉体的にも精神的にも疲れるのだ。着ぐるみで激しく動いたとはいえ、まだまだ体力は残っている。トランスがいかに精神的に疲労するかということだ。SWitchメンバーとともに帰還し、ダラダラとしゃべって朝を迎える。楽しいひと時だ。

 さて、来年はどんな恰好にしようかな。