カスタム浴衣ロールアウト・・・そして初出撃。

中津・喫茶店内にて


 今日はお盆休みである。一日だけのお盆休みである。さて、この貴重な休みを使うべく、初出撃することにした。初めての純粋なゴスロリ衣装。しかも特注品。もともとはゴスロリ雑誌に掲載されていたもので、型紙も付録でついていた。そこで私が生地を買い、メイクルームで作ってもらうことにしたのだ。現時点で生地代・オーダー料込みで総費用2万弱。ただし、アクセやらコルセットやらを買い足さないと100%(掲載写真)にはならぬ。そう、完成度は80%といったところ。
「あんなもの飾りです。偉い人にはそれがわからんのです
いや、その飾りがいるんですわ!
まだまだお金がかかりそう。しかも生地が薄いため、耐久力に乏しい感じ。メンテナンスが大変である。

 例によって準備はモタモタ。起きたのは11時前。クルマに乗って、メイクルームに着いたのは3時前。これでも以前に比べると早くなったものである。着いてからもボチボチとしている。メイクとヘアセット、着付けをしてもらって撮影を待つ。撮影は前から目を付けていた高架下あたりで撮ってもらうことを依頼していた。薄暗く、陰気な感じが良いかもしれない。それにここは以前に「村上 次郎」というフォトグラファーに撮ってもらった思い出のあるところだ。

 それにしても久々のトランス。仕上がりはさすが女将といったところ。ベースメイクもこれほどサラッと仕上がらない。アイメイクもグラデーションばっちりだ。ヘアセットも自分ではこれほどできない。浴衣のアレンジもさすが。浴衣も「白地に蝙蝠と墓場柄」というゴスロリ柄ではあるが、パッと見た目にはまず分からない。これだけのコンディションをもってしてもで心斎橋あたりになかなか繰り出せない自分・・・。これほどの浴衣、他にはない。我ながら良い意味で人目を引くことは間違いないと思ったが、気後れは否めない。なぜだろうねぇ・・・・・・。話は変わるが、この日は撮影後に天保山サントリーミュージアムで開催中のGUNDAM展を観に行く予定だった。メイクルームに訪れていた他の人から、南港・天保山周辺が検問のため非常に混んでいるという話を聞き、中止した。電車では行く気はない。

 さて、撮影である。夕刻の薄暗い中、高架下で撮影開始だ。撮ってもらうのはこれまた久々。もともと撮られ慣れてないため、ポージングと表情が難しい。気を抜けば細い目はさらに細くなるし、口周りの微妙なたるみもモロに出てしまう。クルマや人が行きかう中でパシャパシャと撮られる。高架下の階段横や廃材の上、廃屋っぽい前etc。退廃的な雰囲気を醸し出せただろうか?(笑)

 撮影も一段落したところで近くにあるちょっと変わった喫茶店で休憩。高架下のスペースを利用した面白い雰囲気のところだ。天井が高いのでとても広く感じる。店内のオブジェやら落書きがイイ感じなので、ここでも少し撮影。店員の男の子がちらちらとアンタを見てるよ。(女装に)興味があるんだろうねぇ〜、と女将が言う。私は風邪気味が未だ治らず、低い声がさらに低い状態。ギャップにびっくりしたんじゃないかな?