柔軟性のなさ

 現在、某所で催事中。前半戦もすぎ、後半に向けて若干の入れ替えをすることに。私は先に帰った若主人の指示を受けてバーゲン品の入れ替え。そこで先輩と意見が対立。
 
 基本はバーゲンで売れ残った商品を催し終了後に常設売り場に残す予定なのだ。新規追加品に混じって、そのままバーゲン品として継続してしまうと模様替えした雰囲気があまり出ないと思った。そこで、後に常設に陳列することを考えて人目につかないよう引っ込めておくようにしたのだ。しかし、先輩はその商品を再び値段を戻して催事の売り場に出したいという。売れる機会があるという。

バーゲンで売れなかったものが普通の値段に戻して売れるわけがない!

「常設に陳列することを考え、あまり人目に晒さないよう引っ込めました」そして「若主人の指示ですから」と返答し、後は若主人に聞いてくださいよ、と付け加えた。渋い顔で若主人に問い合わせる先輩。若主人の指示通りにしたいのもあったが、なにより、その意見に反対した先輩が気に食わなかったということも否めないのだが。

 若主人からは「好きにして」と。私も若主人がそういうことであれば・・・っという感じですぐに対応。結局、「バーゲン品として継続」することで決着。バーゲンの平場も入れ替えをしたものの、なんだかんだで品数が少なめで、品を戻して結果的には良かったようだ。

 それにしても、最初から
「だったらバーゲン品として継続させましょう」としなかったのか。
私は「バーゲンで売れないのに通常商品に戻したくない」「常設用に、引いておく」。
先輩は「引かずに売りたい」「常設に置くとしても別に人目についてもかまわない」

 私はなんで「バーゲン用として継続」することで妥協しなかったんだろうか?
まったくもって柔軟性、ゼロ。若主人の指示を徹底することも大事だろう。しかし、陳列に関してはそこまで指示を厳密にされていなかった。引かずに売りたいというのならば、通常商品に戻すよりはバーゲン品として継続した方が価格的にもはるかに売れやすいはず。

 そして先輩の意見をないがしろにしたのもまた事実。「若主人が・・・」というのは言い訳でもあるし、逃げ口上でもある。生意気な後輩に見えたことだろう。後輩に同じコトをされると腹が立つだろうな、と思った。


 この日は帰ってイベントにいかず、さっさと寝た。寝不足もあって体力的に堕ちている。