新・響鬼

 「仮面ライダー響鬼」の30話から脚本家とプロデューサーが変わったそうだ。それに伴い、内容まで変更されたと聞く。「『仮面ライダー響鬼』は第二十九話をもって終了しました」とまで皮肉が飛び交うほどである。ちょっと気になったので、眠い目をこすりながら今朝見てみた。

 なるほど。こりゃたしかに雰囲気が違うわ。5回くらいしか観てない私でもなんとなく分かる。こんな間抜けな特訓のシーン、なかったぞ。主人公もやけに軽いし・・・。熱烈なファンなら憤慨ものである。それだけにとどまらず、いつのまにやら太鼓のバチから剣に武器を持ち替えているのだ。スピーカーみたいなのがついていて音(衝撃波?)が出るそうな・・・・・・・・。これは酷い。

 和風で、音楽や楽器が武器であった仮面ライダー響鬼がここまで改悪されているなんて。最初は「太鼓の武器なんてどーしよーもねぇな」と思っていたが、それはそれで個性として認識していたが、いつの間にやら「風属性のトランペット」や「雷属性のエレキギター」までが出てきて、4人目の新ライダーは「大地のグランドピアノ」に違いない!なんて妄想までしていた。それだけにこういう変更は酷く感じるものだ。

 仮面ライダーとしての異色さも中途半端で終わってしまうのがとても悲しい。