先輩後輩とポーカーフェイス

 今日は朝から倉庫の荷物の移動だった。そうこうしているとK先輩が店にきた。何度も先述した、かつてケンカした先輩である。私の、後輩に対する因果の原因のひとつでもある(?)。

 それにしても、新しい後輩には優しいな! 
なんか妙にイイトコ取りというか・・・すっげ〜(イイ点で)先輩面してるやんかッ! そう、昔からこの先輩はおいしいところを持っていく(というか不思議と回ってくる)。
さぁさぁ、いつもみんなに見せてるような「豹変」をやって見せてくださいよ! と心の中で毒づいてる。ふん、私のときもそうだった。2年目くらいから妙にこの先輩がイヤになってきたのだ。そのうちボロを出すだろう・・・と踏んでいるが、女の子に対するやさしさはなかなか強固かもしれんな。
 ともかく、私の場合がもうひとりの先輩とこの先輩の悪いところを出しているようで、それが気になってならない。典型的な先輩面で上から押さえつけることと、それと普通に話していてけっこう疲れること。受け継いでいるような気がしてならない。それと、あきらかにポーカーフェイスではない。というか、できない。これがもっとも大きい。私がポーカーフェイスを出来ない限り、さらなる因果の深みにはまる気がする。

 さりとて、生半ではできることではない。そういう癖というか習慣が身に染み付いてしまっているためでもあるし、それがコミュニケーションの手段として常套手段になっているせいでもある(嫌なものはすぐに嫌な表情で反応してしまう)。逆にいえばポーカーフェイスでいることが怖くあるのだ。嫌なことをさらりと断る、あるいは回避する術を身に付けていないせいだ。だからこそ、表情を曇らせて口には出さず婉曲的に表現してしまう。これから発する言葉の前置きでもある。ポーカーフェイスでいるためには意思だけではなく、相応の実力も要る・・・んだろうな。