とんだ春休みの始まり

 あれから先輩や若主人から電話やメールがあった。みな心配しているという。いきなりのことで、一様に驚いていたようだ。
 主人に言われてショックだったこと。意味なくK先輩を逆恨みしてしまうこと。戻るに戻りにくい気持ち。周囲への影響。もはや同業の他の店では働けない(修行できない)状況なのは間違いないようだ。戻るか戻らないか、その猶予期間ということだな。前向きに捉えるならば。

「世の中は理不尽ばかり。いちいち反応していたら身が持たない。」
「誰にでもキレるわけでなく、キレる相手を選んでいるんだろう?それが既に甘えでもある。」
「まだまだ甘えているだけだ」

社会に負けたのか?そして自分にも負けたのか?
弱い。弱すぎる。私はずっとこのまま弱いまま生きてゆかねばならんの?このまま戻ってもやっていける自信がない。今の今まで全然何も変わっていない。その結果がこのザマか。
卑屈にはなりたくない。毅然としていたい。

ああ、自分を見失うことが社会化というならば、私は社会人にはなりたくない・・・とはもはや言えない。

もう引きずるまい。前向きに進み、障害をかわしていく。頑張らないで巧くやること。(再度書くが)人生とは我慢する術を学ぶ修行に過ぎない、という。どれだけ思い通りになるというのか。

若は主人に話をつないでやるという。ありがたい・・・。