ひさびさのお出かけ

 いつものことだが、2週間ぶりの休み。慣れとは恐いもので、こういう体制にも順応してきている。残業等が無いせいもあるだろうが。
 昨晩が遅かったせいもあって、起きるのが遅れまくり。SWitchに行くのも予定を過ぎてしまった。今日は一応約束があり、久しぶりに人と出かけられる。トランスして一人外出というのはなかなか寂しいもので、「アレを買う」「コレを見に行く」等の、よほど強い目的がなければ不安感と緊張感でテンションが下がってしまうことが多い。
 到着後もすぐにメイクすればいいものを、ついダラダラ。出かけるのは結局5時を過ぎてしまった。とり急ぎミナミへ向かう。まずは難波ウォークをブラブラ。ここはそこそこ安くてそこそこ良い物がある。といっても、コレは買い!なんてものがそうそう見つかるわけは無い。「後で考える」とか「一応キープ」とか言うものの、実際はそのまま流れることが多々ある。というものの、久々なので私はとても買い物がしたいのである。値段的にもそれなりの、今年流行るらしいミリタリー調のTシャツを購入。襟口に金具のボタンが配置され、ちょっとハード。あとは桂屋で化粧品を調達(マツキヨまで行くのが面倒だったから)。前から考えていたのだが、思い切ってファンデの色を一段明るいものに変更してみた。
 そのまま心斎橋筋へと突入。さっすがに人が多い。今日は森田さんメイクだし、隣にいる友達はキレイな人だし、あまりバレていないようだ。時間はすでに8時近い。そろそろ(アパレル関係の)店が閉まり始めるころだ。その前に腹ごしらえということで、一度入ってみたかったカレー屋に行ってみる。肉を扱っている「はり重」のうちの一店舗だ。メイクしている時にカレーは基本的に禁物なのだが、これ以上お腹が空くのはイヤだからシカタナイ。さて、味だが、思ったより辛くない。微妙な甘口・・・かな。美味しい。トランスしている時には助かる。汗もそれほど出ない。
 食後、再び心斎橋筋に戻るが、時間的に閉店してしまったところがほとんど。それならばと、アメ村に転進。BAR「Babylon」に向かう。もう一度行ってみる良い機会だし、近々開催される中規模イベント「Hospital GOGO」の前売りチケットを買おうと思ったからだ。テクテクと慣れないアメ村を歩いていく2人。ここは地下1階にあるのだが、場所、というか地下への入り口が非常に分かりにくい。記憶を頼りに進んでいく。見覚えのある扉を開けると、腕へのボディピアッシングの施術中でした。ちょっとびっくり。
 今日の交通手段は電車だったので、軽く飲んでチケットを購入して急ぎ目にSwitchへと戻る。これだから電車はイヤなんだ・・・とこぼすが仕方ない。今日は2人でプリクラも撮ったし、服も少し買えたし、愉しかったね、と一日の出来事を思い出す。ただ、ホストの呼び込みにビックリして何も言えなかったのはちょっと悔しいものがある。声を掛けられるということを想定してなかったせいもあるけれど、妙にオドオドしてしまった。こういうところがまだ気の弱さというか、胸を張れないというか・・・・・・。「女装」の後ろめたさがマイナス面で作用してしまう。
 それにしても・・・・・・やはりプロのメイクはさすがだな、と。ホストに声を掛けられるくらいだから。例えばベースにしても、私がやってもここまでキメが細かく、且つ均一にならない。ましてやヒゲ隠し用のコンシーラーの隠し方は素晴らしい。セルフメイク完成への道は遠い・・・・・・。