再び・・・

 取り置きしていた生き物をペットショップに引き取りに行く。いつものことだが身支度が欠かせない。今日はどうしようかな? 体毛の処理をしていないのでパンツルックで行くしかないな。トップはどうしようか・・・。この大き目のショールとテンガロンハットで「トチロー」風にやってみっか。目深にテンガロンハットを被り、ショールを広げてマントのように身体を覆う。
 このように真夜中のペットショップ訪問は実は着こなしの実験も兼ねている。今回はちょいとコスプレ風味で「トチローあるいは星野哲郎」テイストを加えてみた。コスモドラグーンがないのが残念だったが。ちなみにペットショップの店主からは「西部劇のガンマンかと思いましたよ」と。ふうむ。ちょっとこれでは昼間は出歩けそうにないな。イベント向けの恰好か。

さて、この日に購入した生ものは「ミミズトカゲ」。トカゲと名がついているけれど、目レベルでトカゲとは異なる存在なのである。つまりワニ、ヘビ、カメ、トカゲ、そしてミミズトカゲといった分類なのだ。完全に土中の生き物で、ミミズと名がつくように手足はまったくなく、環状の皺がある。色彩も実に微妙。妙な生々しさがある。眼もあるのかないのかよくわからない。見た目はまさにモンスター「ワーム」である。土中からズズズッと出てくる様は圧巻である。邪龍ワームの出現!といった感じだ。不思議な魅力がある種類で、値段の割には不思議と売れ行きは良いらしい。
 実のところ、飼うのは二度目である。一度目の個体は・・・・・・餓死か脱水で死なせた。前にも書いたが12月と1月は「飼育放棄」状態だった。仕事の忙しさもあり、生き物の管理の難しさもあり、精神的にも疎ましく感じるようになっていた。勝手に死んでしまえ!とばかりに放置した。無視しまくった。ミミズトカゲも拒食知らずの頑健種ということで購入したのだが、次第に食が細くなり、それで面白くなくなってきたので放置状態。1月下旬に干からびて死んだ。
 いかにも安易ではあるけれど、やり直しというコトで再度購入を決定。値段が高いんで、ツケ。前の個体に比べるとやや小ぶりではあるが状態は良い。ただし、あまり状態のヨロシクない感じのマングローブスネークを抱き合わせで買わされることに(泣)。