出張前日

 明日から四国・松山に出張である。初めての出張を迎えてさまざまな課題が課せられている。表面では、まずは販売。売ることである。そして、今まで出張に行っていた先輩が店を出たので、今度は私に(店代表として)切り替え工作をせよ、とのこと。裏面では、同行するうちの店のOBに取り込まれすぎるな、ということ。このOBは非常に強力だ。油断していると瞬く間にコキ使われてしまう。そして二度と頭が上がらなくなる。そうならないためにも、基本的に食事は奢られない(極力、自分で積極的に出すようにする)。率先して手伝いすぎない。そういったことを店側から暗に伝えられている。また、仕事は非常にできるが、基本的に愚痴と悪口と文句しか言わない人なので、まともにつきあうとかなりしんどい。仕事面では見習わなければならないことも多いが、それ以外ではどーしようもない。どちらにしろかなり手ごわいのだ。

 売り場の人たちにもあれこれ気を使わないといけない。何分にも第一回目であるので、第一印象をいかによくするか。そういった点も懸念材料だ。ハードな一週間になるだろう。

 仕事が終わってそのままホテルに直行できることを祈る。

衣装探し

 さて、今日は20日ぶりの休みである。出張も控えていることだし、着替えて出かけようと思ったのだが、発表会用衣装が12/11に要るという。これは時間がない。ということで足らない衣装を探しに出かけた。
 JAZZはともかくHIPHOPは急ぐのでそちらをメインにする。ジャージは既に注文済みということなので、インナーと小道具を探しに行く。求めるものは肋骨が描かれているTシャツと手の骨の模様がある手袋だ。イメージとしてはだぶだぶのジャージから覗く骨という感じである。ネットでは探してみたものの、意外とないのである。まずは難波シティを軽く覗く。次に堀江。一軒。それらしいものを扱っている店を聞いたのだが、なんだか入りにくい感じだったのでパス。ああ、意気地なしだ・・・。直後、仕事関係のメールが入り、憂鬱になる。もうホームセンターで白い塗料を買って製作しようと思ったが、思い切ってアメ村を見てみることにした。
 まさか全部見るつもりはない。広くて私も全然わからないのだ。とりあえず四ツ橋から御堂筋までを横切って歩く。三角公園を過ぎたあたり、たまたま左側を見てみたら、スカジャンなどを扱っている店が目に入った。

「・・・・・・。」
疲れているし、そのまま素通りしようかと思ったが、入ってみることにした。入り口のバカTに見とれていたり、パンクなジャケットを欲しがったり、さほど広くない店内を散策。店員に声を掛けられたのでちょいと聞いてみることにした。
「そこのスカジャンみたいな肋骨柄のTシャツってないですかね?」
「えー・・・ああ、ありますよ」
この段階でもあまり期待はしていない。舞台栄えしない細かい柄ならばどうしようもないからだ。出てきたTシャツは思ったよりイケてる柄だった。なにより太くて単純なろっ骨柄なのだ。これくらいでないと客席からは見えないはず。値段もまぁ・・・この急ぐ状況なら仕方ないか、という具合。半そでのSサイズを購入。ついでに骨柄の手袋もあったので合わせて購入。なんとふたつも一度に揃ってしまった。なんたる僥倖。

ただし、衣装代としてイベント参加費を消費してしまったが。

 JAZZの衣装も、パンツを確保できた。母に聞いてみたら、以前に母が買ってくれたコムサのパンツが出てきた。膝を曲げても全然つっぱらない!!!こりゃ使える!! 仕事を始めてからカジュアルな恰好をすることがなかったのでほとんど穿いてなかったのだ。これは当時、美容師に人気のあったパンツで、ストレッチが効いているのでしゃがんだり動いたりするのを妨げないのだ。あとはベストとカッターシャツだけだ。

死んでしまった、か

 起きたら、ヘビが死んでいた。昨日までは生きていたのに。

口を開けて体がよじれ気味になっている。この死に方は水不足。
水容器は空っぽだった。

昨日のあの時、姿を見た時に水をあげていれば。せめて霧吹きしておけば
死なずにすんだ、かもしれない。
「明日でいいや」に生き物の命を賭ける。相変わらずだ。

とても珍しく、良いヘビだったのに、それを喪ってしまった。
ミドリオオガシラという。
まさに「他の誰も飼っていない。」そんなヘビだった。

本体が死んでしまえば幻想なんて色あせたもの。
「飼っていた」という過去形なんて意味がない。
結局、本体なくして幻想は成り立たない。
無から有は生まれやしない。媒体があってこその
幻想だ。


失った事実が湧き出る虫のように折に触れて思い出す。
悲しくはないが、喪失感がつのる。
死体を処理したのは三日後だった。ケースを見る気さえ
しなかった。腐臭がしても全然気にしない。
もう終わってしまったことなんだと。

でも、本当に終わらせるために、埋めてきた。
埋めることだけが、私にできることだからだ。
ケースもきれいに掃除して痕跡を消した。
残ったのは脱皮殻と記憶情報だけ。

ごめん、私の方が先に死なせてしまったよ。
あんなぞんざいな飼い方では無理もない。
アンタの方に飼ってもらえば良かった。

HIPHOP

 今日は催しの売り場ではなく終日本店勤務だったので早く帰れた。遅刻しないでレッスンに行けた。遅刻すると遅れを取り戻すため、余計に集中する。なので倍は疲れる。それにしても未だに曲の順番が決定していないのは困る・・・。
 
 いつものように覚えの悪さに難儀しつつも、振りを覚える。終わってからのミィーティングで、発表会に際して一言コメントを記載するという。帰ってからメールで送信したが、

ニックネーム:あめ村デス子
コメント: 「すぺしある そうるふるないと!!」

にしてやった。

・・・。面白くないな。


アメ村のディスコ、なんだが、わかりにくいよね。




 衣装はアディダスの黒いジャージ。¥10500なり。
(`A')うげぁ。

陰愚痴

まぁアレだ。

懐かしむ人は買わない。
その人にとってそれは過去を振り返る媒体にしか過ぎない。


語る人も買わない。
過去の経歴。人脈。物にまつわるエトセトラ。
そこにある物は語る口実をつくるきっかけにしか過ぎない。


好きな人も買わない。
好きだから見に来た。たぶん一生死ぬまで「好き」なんだろう。
好きならば先ず欲しないのか?
そういうのを「好き」とは私は認めない。

目の保養とは便利な言葉。
この程度で目の保養とは安くつくな。
敢えて言ってやる。
陳列している商品程度で目の保養ができるならば、
ホームセンターの商品でも目の保養ができるよな?


おまえら、

さっさとカ・エ・レ!