SWep3、再び

 今晩はどこぞのクラブにでも行ってみようかと思っていたが、みけさんから映画鑑賞の打診があったので応じる。まだ疑問点が残っているし、もう一度見てみたいと思っていたし、SWに詳しいみけさんと一緒ならば非常に心強い。
 さて、22時を過ぎた頃。みけさんと自宅で合流し、チャリンコでキタの映画館へ向かう。前回は30分前で残り24席だったが今回も大丈夫だろうと高をくくっていたらとんでもなかった。残り17席だった。エレベーターに乗り込む人数を計算してか、みけさんが微妙にあせっている。しかも受付のおねえちゃんも二度三度と間違える。
宇宙戦争ですね」
「いや、スターウォーズです」
「すみません。では、0:30からの上映分で」
「ちが〜う! 23:30からの方!」
やれやれ・・・。おまけに席は前の方だな。満を持して入ったが、今回は小さいほうの部屋だった(悲)。

 上映前にあれこれ質問をぶつけていたおかげで、前とは違った見方で鑑賞できたと思う。アナキンのダークサイドへの転落の描写。ダースベイダー誕生の場面。ジェダイやシスの師弟関係。1、2での伏線と4,5,6へのつながりetc。よく言われるのは「アナキンがダークサイドになるのが唐突すぎる」ということだが、アナキンの人格や素質などを考えるとそう不自然なことでもない。天才ゆえの見切りというか心の修行に事欠いたせいか・・・。何より、暗黒面に染まったことは自分でも重々自覚しているのである。そうでなければ暗殺を終えた場面で涙を流すわけがない。皇帝の、巧みな切り替えさせ方というか後戻りできない状況に追い込む心理作戦というか・・・。そしてパドメの死を知らされた(ダースベイダーとして甦った)アナキンの慟哭の叫び。背後でニヤリとする皇帝。この皇帝の笑みの理由も自分の中では未だ明確ではない。

 まだ勘違いしている部分はあるかもしれないが、なかなか謎や疑問が深まるので面白い。そう考えるとよくできた作品であると思う。なおこの映画、外国では13Rだか15Rだったようだが、あの場面は必要不可欠なものである。あるからこそ、ダースベイダーの誕生の印象が深まるのだ。