ぜんぜんありまへん

 ちょっと思い立って、トライアスロン用のウエアをネットで探してみた。あちこちにあるのだが、今年の新作はほとんどレッグスーツばかりだ。本当にレッグスーツばかりだ。意地になって楽天のスポーツウエアをほとんど検索してみたが、ない。もぉ水着でも何でもイイと思って探してみたけれど、ない。消え去ってしまったといっても過言ではない。

 もともとトライアスロンは外国の方が盛んであるので、非常に海外の流行に左右されやすいと言ってもいいと思う。海外の選手が「レッグスーツがイイ」といって着始めたら、それに倣うのが日本人の特徴である。テニスなんかも典型的だ。外人選手がワンピース+ショートスパッツの組み合わせをし始めたら、瞬く間に日本人選手もそうなってしまった。いまどき誰がプリーツのスコートなど着用するだろうか?

 新体操もスカート付レオタードが知らぬ間に増加。フィギュアスケートもレッグスーツタイプがちらほらと見受けられる。いかにVラインおよび太腿を見せないか、それが当たり前になってきている。

 街中もスカートよりも圧倒的にパンツスタイルが多い。スカートを穿くことがちょっとした勇気を伴うような・・・そこまではいかないにしても、割合に気合を感じさせる。そういう意味では重ね着(スカートの下にロングスパッツやジーンズを穿く)は気軽さを求めた結果かもしれない。パンツが増加したのは、まぁそれはそれで良いのだ。女性の尻を存分に眺められる。形や肉付き、歩き方などを見て楽しみ、インナーにどんなものを着用しているか、それらを想像するだけでも楽しい。「肉を詰め込みすぎ!」とか「パンツがはちきれそう!」とか、なかなか欲情させてくれる。あまりにもでかすぎる尻のため、後姿が非常に不恰好(短足に見える)に見える子もよくいる。ローライズ隆盛のため、しゃがむたびにハミ出るわき腹肉。ブリブリブリブリとデカ尻を振りつつ歩く娘。非常に楽しい。スカートでは味わえなかったことが味わえる。尻の形がはっきりわかる以上、避けることはできない。
 ということは、女性の方々は今まで要らなかった努力をしなければならないということ。パンツはスカート以上に尻の形をあらわにする。歩き方まで丸わかりだ。バストだけでなくヒップまで気を配らねばならないのだから大変だ。