GOTHIC NIGHT BLACK VEIL

ゴシックロリータでは知らない者のいないという「ブラックベィル」というイベント。簡単にいうとクラブでやる仮装イベントみたいなものである。昔は正調ゴスロリ娘ばかりだったようだが、最近は多様化しつつあり、和服アレンジやボンデージ風、カジュアルっぽい人もいる。ドレスコードが甘くなったとも思える。
　さて、仕事を終え、SWitchにて支度を終え、アメ村に向かう。今回はコスプレのような、よくわからないコギャル風衣装である。スカートがやたら短いのは間違いない。グラブをつけたりバンドを腕に巻きつけたりしてそれなりにハードさを醸し出している・・・つもりだ。

　帰りにタクシーを使うなんて贅沢はできないのでクルマで向かうわけだが、それにはふたつの問題がある。駐車場の確保と会場までの移動である。前者はまたも運良く駐車できたが、後者がちょっと問題がある。恰好があきらかにビジュアル系なために目だって仕方がない。いかにアメ村といえども人目を避けるのは難しい。おまけに恥ずかしい・・・。意を決して会場まで進まねばならない。

　会場はゴス系にはお決まりのClub＠NEO。ちょっと狭いんだよな、ここは。おまけにこの手のゴス系イベントには妙に外人が多くて・・・・・・・正直、おまいらカサ高すぎるんぢゃ！
で、会場内はすっかりオカルトな雰囲気。いつものことである。誰が誰だがわからない。来る度に「たまには正統なゴスロリの恰好がしたいなぁ」と思う。今回のコギャル、ある意味目立つ恰好ではあるが、妙に場違いといえなくもない。でも、気にしない。

　今回のゲストはROLLYである。「すかんち」のROLLYである。私はローリー寺西として認識していたが、解散後に改名したんだな。待つこと1時間くらいかな。DJブースに登場した。あんな狭いところでよくやるもんだ、と感心する。音がデカイ。ギャンギャンとスピーカーから大音響。それに合わせてギターを弾いている。あ〜・・・・・・・なんだか眠たくなってきたな。あれだけでかい音なのに不思議と眠たくなってくる。物憂で、時に激しいROLLYの挙動を見つめながら、妙に眠気がふつふつと。・・・・・・・飽きたんか？　それはともかく、なかなかカッコい〜人だなぁと思う。
ROLLYのステージが終了後、前衛的な舞踏？とSMテイストな無言劇みたいなものを観た。正直なところ、後者は展開が読め読めだった。わけのわからん前者の方が面白かったかな？暗黒舞踊っぽくて、な〜んか、神と人間の戦いでも表現しとるんかいな？と。その後、適当に踊って帰宅。この時点で3時を過ぎている。もちろん明日もお仕事。

そういえば、この手のゴシック系イベントで必ず出会う人がいる。ノースリーブのハイネックのトップスに裾の広いボトム。深い感じのメイク。ダンサーなのだが、プロなのかセミプロなのか・・・独特の動きで非常に目立っている。中国拳法の演舞のような動きだ。私も裏拳と肘を中心とした中国拳法系の動きをするが、より華麗だ。とても対抗はできない。といってジャズの動きはまだまだ不完全でクラブでやるのは難しい。