レゲエ野外イベント初参加

 最近、クラブやディスコにも行ってない。行きたいけど、お金がない。どうしようかと思っていた矢先に目にとまったのが、このイベント、レゲエの野外イベント@大阪城公園。参加はタダ。しかもそれなりに広い場所だろうから適当にできると思う。これは行かない手はないだろう。仕事帰りに寄ることにした。

 場所は大阪城公園内のどこか。サイトにはそのようにしか書かれてなかった。駅につけば音楽が聞こえてくるので、それを頼りに来て欲しいと。たしかに駅を降りてみれば聞こえてくる。音の鳴る方へフラフラと歩いていくサラリーマン。スーツに紙袋・・・これで参加するつもりだ。暗い公園内を抜けて一際明るく、音楽の響く方へ・・・・ここか! まるで櫓と浴衣の人がいない盆踊り会場の様。にぎやかである。屋台も5軒ほど出ている。おにいちゃんもおねえちゃんも多い。オトコは帽子にタオルとか、そんな恰好をしているし、オンナもB系っぽい服装をしている。もっちろんスーツ姿は私1人である。
 
 テントの下にはDJブースがあり、なんかもう、わからないというか教育に悪いというか、あれもこれもマイクで喋り捲っている。たしかにノリは良い。ところが踊っている人はそれほど多くない。大半は見ているだけだ。まぁ・・・スーツで突っ立っているだけなのもアレなんで、中央にだんだんと近づいて、まぎれて踊ることにした。レゲエの踊り方はよくわからない。周りを見ながらそれらしく身体を動かしている。とりあえずアップのリズムだけでもとってりゃイイだろう。

 そのうちに興が乗ってきて、(不慣れな)ターンを入れたり、HIPHOPのステップを激しく繰り返したり、アクティブさを増してきた。おかげで汗だくである。22時の終了時刻が近づいてきた頃には、知らない連中と一緒に踊ったりもした。見たところ、私よりもはるかに若そう。「警察来てもやるぞ〜!!」と終了時刻を過ぎてもまだ盛り上がっているが、こちらは体力が無くなってきたので早々に姿を消した。このままズルズルと踊っていて終電を逃すのは非常にイタイ。

 全身汗だくで駅にたたずむサラリーマン。靴は砂埃にまみれ、ガブガブと水を飲んでいる。ひさびさにガッツリ踊った充足感がある。良いイベントにめぐり合った嬉しさはなかなか他では味わえないものだ。